怖い肺炎を知る

肺炎知識ガイド

肺炎とは

怖い肺炎を知る

皆さんは「肺炎」と聞くとどのようなイメージをお持ちになりますか?「風邪がちょっとひどくなっただけで、たいした病気ではない」「最近はよく効く薬もあるし、いざとなれば入院すればいい」そんな風に軽く考えている方が多いのではないでしょうか?

確かに病気とは無縁の若い方や働き盛りの方々が、肺炎で亡くなる事例は少なく、20代~50代までの死亡原因のTOPは「不慮の事故」「自殺」「悪性新生物」など、肺炎とは関連のないものばかりです。けれども意外なことですが「肺炎」は全ての死亡原因の第4位となっています。

実に年間118,800人もの方々が「肺炎」で命を落としているという現実には驚きますし、特に65歳以上の高齢者や幼児がこの病気にかかりやすく、また同時に死亡率も高くなっています。高齢者と幼児に共通する点といえば、病気に対する免疫力が弱いことがあげられます。また高齢者の場合は脳梗塞などの合併症があると、誤飲性肺炎を引き起こす可能性があります。知らず知らずのうちに自分の唾液や胃液を肺に吸収してしまうことで、肺炎を起こしてしまうのです。ですから高齢者にとって「肺炎」は命取りになりかねない、怖い病気と言えます。

そして肺炎を引き起こす原因も、誤飲だけではなく、細菌やカビ、ウイルスなどがあり、特に細菌感染を原因とする肺炎は、全体の実に80パーセント以上を占めています。特に肺炎球菌による肺炎が多いため、肺炎球菌に効果のあるワクチン(大人用肺炎ワクチン)が開発されました。インフルエンザワクチンと時期をずらして接種することで、肺炎による通院や入院、死亡をも減らすことができるようになりました。

またワクチン接種も肺炎予防になりますが、肺炎にかからないように常日頃から免疫力を高めることも大切です。きちんと質のよい睡眠をとることや、バランスのとれた食事をとること、ストレスの発散方法をみつけてイライラしない生活を送ること、そして適度な運動を心がけたいものです。また口の中をきれいにして、肺炎の原因になる肺炎球菌を口腔内から除去し、誤飲を防ぐことも大切です。

知っているようで意外と知られていない「肺炎」ここではそんな肺炎についてみていきましょう。